9月19日の弊社Webマーケティングブログで、デジタルマーケティングは「ウェブサイトだけではなくそれ以外のデータや情報などを連携させ活用するマーケティング」とお伝えしました。
今回は、デジタルマーケティングで使えるツールである、マーケティングオートメーション(略してMA)についてご紹介します。
マーケティングオートメーションとは?
マーケティングオートメーションとは、顧客を開拓していく際のマーケティング活動を可視化・自動化していくことを目的にしたソフトウェアです。
MAができることはたくさんあるのですが、主な機能は以下のとおりです(各企業が提供しているMAによって機能が異なるケースはあります)。
- どこの企業の誰がいつ、自社のウェブサイトのどのページを見ているのか
- よく自社のウェブサイトを見ている人を抽出してリストを作成
- メールマガジンの発送(本文は人間が書く必要があります)
例えば、BtoB向けの生地や布を作っているメーカーがあり、そのメーカーはコーポレートサイトを持っているとします。 メーカーがMAを導入していると、誰がどのページを閲覧しているのかわかるので、「○○さんがよくTシャツ用の生地のページを見ているな。もしかしたらTシャツを作りたいと思っているかもしれない」となり、○○さんへのアポイントが取りやすくなるわけです。
冒頭でMAは、「顧客を開拓していく際のマーケティング活動を可視化・自動化していくことを目的にしたソフトウェア」と言いましたが、言い換えれば「顧客を獲得し育てていく手助けをしてくれるソフトウェア」とも言えます。
MAってどれくらいメジャーなものなの?
少し古いデータとなりますが、2016時点でデジタルマーケティングの市場は2014年比で146%、各段に伸びています。
MAも2022年には5,300億円の市場になると予測されており、もはやMAを入れるのは当たり前、MAをどのように活用していくのかそれぞれの企業が試行錯誤している段階です。
Power Interactive Corp.マーケティングオートメーション(MA)の市場規模は2022年、530億円へ
https://www.powerweb.co.jp/column/marketing-automation-market.html
「なぜ『企業名や誰が』までわかってしまうの!?」MAの仕組み
ここまで記載すると、「企業名や人まで分かってしまうなんて怖い」と感じた方もいるかもしれません。
もちろん、全世界のすべての人の所属している企業や名前が分かるわけではありません(全部わかってしまったら、それこそ個人情報がどんどん流出していることになってしまいます)。
次回はその仕組みについて、お伝えいたします。