前回のWebマーケティングブログでは、マーケティングオートメーション(略してMA)の概要をお伝えし、webサイト内での顧客の動きが分かるということをお伝えしました。
今回はその仕組みについてご紹介します。
顧客情報がわかってしまう仕組み
そもそも顧客情報が分かるのは、MAを導入している企業の営業担当者が名刺交換やセミナーなどいただいた顧客のデータ(お名前、企業名、メールアドレスなど)をMAに登録しているからです。MAに顧客データを登録しないと、各顧客がどのようにサイト内で動いているのかわかりません。
ここからは、下記の図に沿ってお話します。
(文章中の①②などの数字は、図の中の数字と連動しています)
まずは、MAに①②営業担当者が名刺交換やセミナーなどいただいた顧客のデータ(お名前、企業名、メールアドレスなど)を③MAツールに登録します。
MAにはメールマガジンを配信するサービスが付いているものが多いので、④MA経由で顧客にメールマガジンを配信します。
メールマガジンを開封した顧客は本文に記載されているwebサイトへ誘導するURLをクリックし、⑤webサイトの情報を閲覧します。
詳しい説明は避けますが、このとき⑥MAは顧客のAさんがメールマガジン経由でwebサイトに来たことを認識し、以降Google検索やブックマークなどどのような形であれAさんがwebサイトにくれば、MAはwebサイト内でのAさんの動きが把握できるようになります。
メールマガジンだけが個人を特定するトリガーになるわけではないのですが、よくMAを使った手法として例を挙げさせていただきました。
各顧客の動きが分かると何がいいのか?
顧客のAさんが定期的に同じページを閲覧しているのであれば、同じような事例に興味があるのかもしれない、という予測がたちますし、Bさんは営業担当が訪問したあとにwebサイトに来てくれたのであれば、訪問時の営業担当者の説明に更なる興味を持ってくれたのかもしれません。
MAには、このようなよくwebサイトを閲覧してくれている人に点数をつけていって(スコアリングといいます)、より自社のサービスに興味がありそうな人=営業担当の話を聞いてくれそうな人をリスト化してくれる仕組みがあります。
そのリストをもとに営業担当が電話やメールなどでご連絡すると、よりアポイントが取れやすくなり、効率的に営業活動を行うことができるようになります。
MAはこんな企業様におすすめ!
ここまででMAは営業活動の効率化を図れるツールであることはご理解いただけたかと思います。最後にこんな企業様は、ぜひMAの導入をご検討ください。
- 休眠顧客を掘り起こしたい
- やたらと名刺交換するが、その後なかなか商談に結びつかない
- メールマガジンを発信することで、商談に結び付けたい
- 営業担当者の作業効率をアップさせたい
弊社では導入のお手伝いだけでなく、操作面や運用時のお悩みのご相談までお受けすることが可能です。ぜひご連絡ください。