増えている高卒採用
就活という言葉を耳にして、まず思い浮かべるのは大学生の新卒採用だと思いますが、高校新卒の採用市場は過去6年で求人件数が約2倍の47万件と急増しています。
現在、高校生の就職活動・採用活動は、健全な学校教育を最優先かつ適正な就職の機会を与えるため、行政と学校組織、主要経済団体の三者間でルール化されています。
その中のルールのひとつとして「一人一社制」、応募解禁日の9月から一定の期日までは一人の生徒が応募できる企業を一社とする制度があります。
そのため、大卒採用よりも予算を比較的かけることなく採用活動を行える高校生採用に注目が集まっているのです。
高校生の就職支援を行う株式会社ジンジブが、2019年3月~4月に全国の既卒社会人、高校2~3年生を対象に行った「高校生の就職活動についてのアンケート調査」をもとに、高校生採用を成功するためのポイントをお伝えします。
高校生が就職する会社を選ぶ際にほしい情報は「社風・職場の雰囲気」
高校生に「会社を選ぶ際に知りたいと思う情報は何ですか?」という質問をしたところ「社風・社内の雰囲気」がトップとなり、次いで「休日などの待遇」「実際の仕事内容」と続きました。
高校生の就職活動に対してアプローチを行う際は、動画や写真などを活用し、高校生自身が自分の働く姿を想像できるコンテンツを盛り込むようにすれば、社内の雰囲気が伝わりやすくなり、高校生の目に留まる可能性が高くなると考えられます。
高校生が企業研究する環境は充実している?
大学生の新卒採用は、採用冊子や採用特設サイトなどの採用ツールや採用情報サイト、採用情報冊子などへの掲載など充実していますが、高校生の採用に関しては各高校に求人票と企業概要冊子が配布されるのみで、大学生の就活に比べ高校生の就活は圧倒的に企業情報が少ないのが現状です。
既卒社会人も、「求人票での会社の情報収集を行うことに満足できましたか」という質問に対して、44パーセントが満足できなかったと回答しています。
つまり、高校に配布されている求人票だけでは情報不足であり、大学生向けのみではなく高校生にもわかりやすい自社WEBサイト作りや、企業情報冊子・サイトへの掲載が重要だと考えられます。
アドバイスをする人たちは?
高校生の就職活動に際して大きく影響を与えているのは学校の先生と保護者です。
現在、弊社では卒業後就職を希望している学生が多く在籍している広島県の高校に訪問を行っていますが、生徒に就職に関してのアドバイスを行っている採用担当の先生方にお話を伺うと、「多くの企業から求人票を頂き、応募解禁までにアドバイスする側として企業研究をしているがすべての企業は網羅できていない」とおっしゃっておられました。
そして先生から提案する企業数社の中から保護者に相談したうえで生徒が一社応募しています。
つまり生徒のみならず生徒の周りのアドバイザーたち(先生と保護者)にも企業研究をおこなってもらわなければなりません。
まとめ
成人の定義はハタチから18歳へ変わろうとしています。そんな、高校生で就活をするという選択をした学生たちに自分の将来を見つめるきっかけとなる情報を提供することが採用応募につながると考えています。
第一エージェンシーでは次世代の人材と輝く地元企業の橋渡しをWEB施策、広告施策から全力でお手伝いいたします。
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